love love夫婦と2007年3月15日に生まれた愛息子のほんわか生活日記!
 
 
 
 
 
 
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私の職務経歴書 その4
 
 
【2008/02/20 19:17】
 
 
さて、「私の職務経歴書 その1」「私の職務経歴書 その2」
「私の職務経歴書 その3」で、過去に精神病院で働いていた事、
精神科病院でおこった出来事をご紹介しました。

詳しくはカテゴリー内の仕事
http://hikifamily.blog34.fc2.com/blog-category-14.html
をご覧くださいませ。


今日のお話は
「子供のような29才Sさん」


私が女子閉鎖病棟で勤務していた時のことです。
私の勤めていた病棟では精神状態が不安定な方の為の
隔離部屋(IC部屋)という部屋があります。
その部屋には外側からカギがかけられるように
なっています。

その部屋には精神状態が不安定な方や(色々な意味で)
危ない方が(精神状態が)安定するまでいる部屋なので
大体1週間から1ヶ月で普通部屋に移動されます。

そんな中、私が入社して2ヶ月がたってもまだ
普通部屋に移動されない患者様がいらっしゃいました。

その人が今回、お話するSさんです。

Sさんは正直言って29才とは思えない女性でした。
髪はグシャグシャで化粧っけもなく、細い体不釣り合いな
大きなポッコリお腹・・・そしてなによりも29才らしく
ないのは話し方でした。いつもIC部屋の中から、かん高い声で
「看護婦さーん。お水下さーい。看護婦さぁーん!」
と呼んでいます。

私から見るとあまり感情表現のできない女性で
話をする時もなんか感情のこもっていない話し方を
する女性でした。そしてすごく子供っぽく感じました。
私は「精神障害だけでなく、精神遅滞もあるのかしら?」
とずっと思っていました。
そう・・・彼女のご家族が面会に来るまでは・・・

入社から3ヶ月が経とうとした時のSさんは初めて
逢った時よりも感情表現も豊かになり、看護婦さんの
中では「そろそろ普通部屋へ・・・」なんて話が出ていました。

そんなある日、Sさんに面会があり、Sさんは外泊する
事になりました。面会相手はSさんのご家族でした。

でも・・・Sさんは乗り気ではありません。
あの人形みたいな感情のあまり出さないSさんが
乗り気じゃないんです

なんか変な・・・嫌な気がしました。

Sさんが外泊に出かけてから、ある看護婦さんが
「なんでドクターは外泊許可出したの!?」
「ひどすぎる!!病院は患者さんを守る権利ないの!?」
と、かなり御立腹な様子・・・。

なぜか胸騒ぎがしました・・・

看護婦さんに恐る恐る
「どうされたんですか?」
と聞くと
「あの子が入院した理由知ってる?」
と反対に質問されました。

その当時、看護助手はどっちかというと掃除婦みたいな扱いで、ナースステーション内にある休憩室に入るのもすっごく気を使って入れない・・・カルテなんて見るどころか触る事も御法度・・・みたいな感じでしたから、カルテで入院状況や入院した原因なんかを調べるような事はしたくてもできませんでした。

私「いえ・・・」
看護婦さん「カルテ見ていいからカルテ持っておいで」

私は看護婦さんに言われたようにカルテをお借りしてきました。

中にはこう記されていました。

○入院の原因・・父親・兄による性的虐待と思われる。
○そのショックからか自己表現が乏しい。
○薬が効かないので大量に服用している為、喉が異常に乾く。お腹の膨らみは大量の水を飲んだ為である。

などなど・・・他にもショッキングな事が
ずらずらと書かれていました・・・。
涙と怒りが込み上げてきて・・・
看護婦さんに
「Sさん、危ないんじゃないですか!?なんで外泊の許可でてるんですか!?おかしいじゃないですか!!!!」
と看護婦さんに問いつめました。看護婦さんも
「みんな、そうしたかったわよ!でも本人はあんな感じだから何があったのか上手く話せないし、ご家族がそんなの認めるわけでもないし、カルテに書いてあるのはSさんがたまにポロッという台詞だから確信もないんだもの!!だからドクターも許可したんじゃない・・・?せざるおえなかったんじゃない?」
と怒りを押さえながら言っていました。


もう、私達には何も起こらないように・・・
Sさんが無事に帰ってくるように祈る事しかできませんでした。

次の日、Sさんは帰ってきました・・・。
3ヶ月前のSさんよりもひどい状態で・・・
真っ青な顔をして・・・

私はいつもと同じように
「Sっさ〜ん!お帰りなさい!Sさんがいなかったから寂しかったよぉ〜!またいっぱいお話しようねぇ〜」
と声をかけました。次の日も、また次の日も、同じように
声をかけましたがSさんには届いていないのか返事はなく
・・・そんな日々が続きました。

15日ほどたったある日、いつもと同じように
Sさんに声をかけた時、Sさんが私に小さな声で
「もうお家には帰りたくないです。お父さんもお兄さんも私の恐い事してきます。もう嫌です。」
とおっしゃいました。

「うん。うん。そうだね。それ、看護婦さんやお医者さんにお話できるかな?」
と聞くと出来るとおっしゃったので、すぐに
看護婦さんとDrに報告。
そのSさんのハッキリとした証言(?)でSさんの
病状に関わらず、外泊は許可しないという事に
なりました。

私はSさんと出会い、カルテを読ませていただいて
初めて「精神病になるのには理由がある」
「それでも皆、社会復帰する為にがんばっているんだ」
という事を教えていただきました。

精神病にはあまり良いイメージはないと思います。

でもこのブログを読んで(私と同じように)少しでも
精神病の事を分かっていただけたらなぁ・・・
少しでも今持っているイメージを良くして
いただけたらなぁ・・・と思います
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テーマ:精神障害者施設の日々の活動 - ジャンル:福祉・ボランティア

 
 
 
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この記事に対するコメント
 
 

虐待してる方の精神状態のほうがよっぽどおかしい!!ほんと、信じられません。許せません!!
いまSさんはどうされているんでしょう。無事に自立されていたら良いのですが…
【2008/02/20 21:23】 URL | ことり #- [ 編集]

ことりんへ
本当にね。虐待している人ってどういう気持ちでやってるんだろうね。
でも・・・私が見たSさんのご家族は目もうつろで何を考えているのか分からない・・・ご家族の方が入院必要なんじゃないかと思うような印象を受けました。
Sさんはまだ入院されているようです。
【2008/02/20 22:05】 URL | hikimama #- [ 編集]


性的虐待って、遠い世界のことのような気がしてますが、実際は、とても近い場所でも頻繁に起こっているそうです。「児童虐待」について、新聞に毎年統計調査の結果が出るのですが、県内でも年々増えていて、その中でも実父などからの性的虐待が15%・・・同じ県内で?!と驚きました。モラルというものが欠落した人間が人の親だという哀しい現実にうちのめされます。
【2008/02/21 22:13】 URL | 樹 魚月 #SCHLwbfo [ 編集]

 
 
 
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